
トルコ式ハマムのマナーは、ほとんど言葉にされません。それでも、すぐに身につきます。共用スペースではペシテマルを常に身に着け、声は小さく。入浴そのものも、ゆっくりとしたペースで進みます。
大理石の水盤、クルナの前では、銅のボウルで湯をくんでゆっくりと注ぎます。水盤はみんなのもの。まわりの場所を急いで取る必要はありません。
中央の温められた台、ギョベク・タシュは、静かに横たわって体を温めるための場所です。共用のスペースなので、ほかの方の場所を空け、落ち着いて動きましょう。
いちばんのコツは、気長に構えることです。手早いサービスのつもりで来ると、流れの途中で出たくなってしまいます。建物のテンポに合わせて過ごした方ほど、昔の人が味わったのと同じ落ち着いた心持ちで帰っていきます。


