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トルコ式ハマム建築に見るセルジューク朝とオスマン帝国
中央の台、ドームのある部屋、幾何学的な装飾。トルコ式ハマムが、重なり合う2つの建築の伝統をどう受け継いでいるかをご紹介します。

トルコ式ハマムは、いくつもの層が重なった建物です。温められた中央の台とドームのある部屋はセルジューク朝時代の建築言語に属し、洗練されたプロポーションと細部には、長く続いたオスマン帝国の影響が表れています。
ギョベク・タシュの上のドームには、小さな採光窓が開いています。そこから入る光の筋は、時間とともに湯気の中を移っていきます。天気や時刻の変化まで、はじめから設計に織り込まれているのです。
面と面が出会うところには、控えめな幾何学模様の線。人物も物語の場面も描かれず、組み合わさる文様だけがあります。静けさを好む伝統です。
Alaaddin Hamamのような建物では、2つの伝統が同じ石の中に共存しています。その重なりこそが、ハマムの建築としての歩みなのです。


